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最終更新日: 2026年6月1日

友人から新婚旅行の話を聞くたびに、「バリ島のウブドで石畳にスーツケースが挟まって、せっかくのサンセットディナーに20分遅刻した」という話を思い出します。僕が実際に現地を歩いて感じたことですが、インスタで「おしゃれなリゾート」として見ていた場所と、実際の道路事情はかなり違います。そしてハネムーンは、荷物が半壊してもネタになるバックパック旅と違い、一度きりのタイミングで失敗が許されないという意味で、行き先選びの難易度が一段上がります。
旅慣れたカップルほど「なんとかなる」と思いがちですが、ハネムーンに限っては相手の旅行経験・体力・気候への耐性を含めて設計しないと、どちらかが「楽しめなかった」で終わることがあります。この記事では、テーマと予算の2軸で絞り込む選び方の考え方から、実際に訪れた経験をもとにした15カ国の行き先案内、費用感の実態まで整理しました。
新婚旅行の行き先を決める前に整理すること
行き先を決める前にやるべきことがあります。「どこに行くか」より先に「ふたりの旅行の解像度のズレ」を確認するフェーズです。
人気ランキングだけを見て行き先を選ぶと、一方が全く楽しめないという失敗が起きやすいです。実際に、知人カップルが「人気No.1だから」という理由だけでハワイを選んだのですが、ビーチにまったく興味がないパートナーが「結局、海を眺めるだけだった」と後悔していました。
行き先を決める前に、テーマ・旅行経験の差・予算の3軸を整理しておくだけで、こういった失敗をかなり防げます。
テーマ(ビーチ/文化観光/冒険)を先に決める
まず「どんな旅行にしたいか」のテーマを言語化することが大切です。大きく分けると、ビーチ・文化観光・冒険の3カテゴリになります。
ビーチ系は「何もしない贅沢」ができる人向けです。モルディブ・ハワイ・バリ島などが代表格ですが、1日中ビーチやプールで過ごせない人は、3日目から「やることがない」という状態になります。
文化観光系は、ヨーロッパや京都など、街歩きと歴史が中心です。鍵になるのは「丸1日歩き続けられるか」という体力です。観光地を回ろうとすると、1日の歩行距離が15kmを超えることも珍しくありません。
冒険系は、アフリカのサファリや中南米のトレッキングが該当します。体力だけでなく、ビザの取得・海外旅行保険の補償範囲・予防接種の確認まで必要で、準備コストが一番高いカテゴリです。
ここで重要なのが「どちらが主役か」ではなく「どちらも楽しめるか」という視点です。
バリ島はビーチと文化観光のハイブリッドで、どちらのタイプにも対応しやすい行き先です。実際に僕も滞在したことがありますが、ウブドの棚田やヒンドゥー寺院を楽しんだ後、クタのビーチでのんびりするという過ごし方ができました。
ただし、バリ島は雨季(10月〜3月)に当たると状況が一変します。スコールが1日に何度もきて、観光地の足場が泥だらけになります。スミニャックのビーチも、雨季は波が荒く遊泳禁止になることがあります。時期の選択は慎重に。
テーマ別・向いている人の特徴
- ビーチ系:のんびりすることが得意、読書やプールで1日過ごせる人
- 文化観光系:歩くことが苦にならない、食・歴史・建築に興味がある人
- 冒険系:体力に自信がある、ハプニングも楽しめる、準備が好きな人
ふたりの「旅行経験差」を確認する
旅慣れた側が「なんとかなる」と判断すると、旅初心者側がキャパオーバーになるケースが非常に多いです。
正直に言うと、これは僕自身が30カ国を旅してきた経験から強く感じていることです。「長時間フライト・乗り継ぎ・気候の激しさ・食の合う合わない」の4項目は、事前にすり合わせておくべきです。
実際に聞いた話で印象に残っているのが、「フライト13時間+乗り継ぎ2回」というルートを知らずにヨーロッパを選んだカップルの話です。シャルル・ド・ゴール空港に着いた時点でふたりとも疲弊しきっていて、最初の2日間はほぼホテルで休んでいたそうです。それが現地への第一印象になってしまったのは、本当にもったいなかったと思います。
旅行前のすり合わせチェック
- 最長フライト時間は何時間まで耐えられるか
- 乗り継ぎは何回まで許容できるか
- 現地の気温・湿度に問題はないか(熱帯・砂漠・高地など)
- 現地の食事(生魚・強い香辛料・脂っこい料理)は大丈夫か
- これまでに海外旅行の経験はあるか
バックパック旅仲間のカップルの話もここで紹介します。アクティビティが大好きな男性側と、のんびり派の女性側がモルディブを選んだのですが、3日目には「やることがない」と言い始めたそうです。
モルディブはダイビングやシュノーケリング以外にほとんどアクティビティがありません。究極の「何もしない旅行」が楽しめる場所です。お互いの旅のスタイルをひと言確認しておけば、行き先の選択も変わっていたはずです。
予算は「航空券+宿の合計額」で考える
旅行会社のパッケージ価格は、あくまでスタートラインです。現地の食費・アクティビティ代・お土産・チップ・緊急出費を加えると、実際の出費はパッケージ価格の1.3〜1.8倍になることも珍しくありません。
個人的には、予算は「航空券+宿の合計額」で大枠を決めた上で、現地費用を別途見積もる方法をおすすめしています。
行き先ごとに現地費用の構造が大きく異なります。モルディブは宿泊費が高額ですが、リゾート島の中には施設のレストランしかないため、追加の出費が読みやすいです。一方でヨーロッパは宿泊費が比較的抑えられる場合もありますが、レストランの食事代・市内交通費・観光施設の入場料が積み重なりやすい構造です。
パリで夫婦2人がディナーを食べると、ワインを含めると1回で1〜2万円を超えることが珍しくありません。1週間の旅行で食事だけで10万円以上使うケースも、決して大げさではないです。
一方で、東南アジア圏(タイ・バリ・ベトナムなど)は現地費用が圧倒的に安いです。僕がバンコクに滞在していたとき、ホテルのルーフトップレストランで1人2,000円以下で食事ができたことがありました。欧米と比べると現地費用が3分の1以下になることも珍しくないです。
現地費用の目安(1日あたり2人分)
- モルディブ:リゾート内完結型、追加費用2〜5万円(アクティビティ次第)
- ヨーロッパ:食費+交通費で1〜3万円、観光施設の入場料が別途かかる
- ハワイ:食費が高め、ランチ1回5,000〜8,000円が相場
- バリ島・東南アジア:食費・移動費が安く、1日トータル1〜2万円に収まりやすい
予算を組むときは「パッケージ代+現地費用の見積もり」の合計を出してから行き先を選ぶと、帰国後に「思ったより使った」という後悔を防げます。
【予算・テーマ別】新婚旅行おすすめ15選

15カ国を選んで改めて気づいたことがあります。旅行先に「正解」はなく、2人の価値観に合った場所が一番だということです。その上で、個人的に「ここは特別だった」と思う行き先は正直に伝えます。
個人的TOP3(どうしても選べと言われたら)
- 🥇 バリ島 ── コスパ・体験・ロマンのバランスが15選で最強
- 🥈 イタリア(3都市周遊) ── 感動の密度が他を圧倒する
- 🥉 ニュージーランド南島 ── アクティビティ好きカップルには一生の宝になる
ビーチ・リゾート系(5選)
1. ハワイ(マウイ島)
新婚旅行の王道中の王道です。なぜここまで定番なのかというと、「海・山・グルメ・治安・日本語サポート」が全部揃っているからです。他の行き先では何かしら妥協が必要になりますが、ハワイはその妥協がほとんどない。
| 飛行時間(東京発) | 約9時間 |
| 2人6泊8日の費用目安 | 45〜80万円 |
| ビザ | 不要(ESTA取得が必要) |
| おすすめシーズン | 4〜6月・9〜11月 |
オアフ島(ホノルル)がメジャーですが、個人的にはマウイ島を強く推しています。ワイレアエリアのリゾートホテルは格式があり、ハナロードのドライブで見られる断崖と滝の景色は、雑誌では伝わらない迫力がありました。実際にあの道を走ってみると、「観光地のハワイ」とは全然違う、大自然の孤独感があります。
シェラトンやフォーシーズンズには日本語対応スタッフがいるので、英語に不安があるカップルも安心して行けます。旅行初心者の2人でも、ほとんどストレスなく動けるのがハワイの強みです。
正直に言うと、「旅の深み」という意味では少し物足りなさを感じることもあります。リゾート内に閉じこもると、どこの国にいるのかわからない感覚になりがちです。コナやハナまで足を伸ばすと、また全然違うハワイに出会えます。
良かったところ
- 海・山・グルメが一島で完結する
- 日本語対応スタッフがいるホテルが充実している
- 治安が良く、旅行初心者でも安心して行動できる
- ESTAさえ事前取得すれば入国手続きがスムーズ
気になるところ
- 物価が高く、食費・ショッピングが想定以上になりやすい
- リゾートに閉じこもると「旅感」が薄れがち
👤 こんなカップルに向いています: 旅行初心者・安心感を最優先するカップル・海とグルメ両方楽しみたいカップル
2. モルディブ
「水上コテージに泊まる」という体験がしたいなら、モルディブ一択です。それ以上でも以下でもありません。
| 飛行時間(東京発) | 約10時間〜(コロンボ乗り継ぎが一般的) |
| 2人6泊8日の費用目安 | 60〜200万円超(島・ホテルで大差) |
| ビザ | 到着ビザ(無料) |
| おすすめシーズン | 乾季(12〜4月) |
モルディブは「何もしない贅沢」に特化した場所です。プールに浮かびながら水平線を眺める。それが旅の目的になるので、アクティビティ好きなカップルには正直に言うと向きません。
実はモルディブ、島によって価格が10倍以上変わります。高級リゾートアイランドだと1泊10万円超が当たり前ですが、「ローカルアイランド」と呼ばれる地元民が暮らす島なら1〜2万円台の宿もあります。コスパ重視ならローカルアイランド滞在という選択肢は十分ありです。
一つ後悔につながる話を書いておきます。知人がプールヴィラを予約して訪れたのですが、滞在中ずっと天候が不良で、3泊のうちスノーケルが一度もできなかったそうです。乾季(12〜4月)に行くのは絶対条件です。雨季に行くと海況が悲惨なことになります。
良かったところ
- 水上コテージという唯一無二の宿泊体験ができる
- 海の透明度とサンゴ礁の美しさは有力な選択肢の一つ峰
- ローカルアイランドを活用するとコストを大幅に抑えられる
気になるところ
- 乾季以外は天候が不安定で海のアクティビティが難しい
- 高級リゾートは費用が青天井になりやすい
- 観光・グルメの多様性がほぼなく、島から出る選択肢が少ない
👤 こんなカップルに向いています: 「何もしない贅沢」を求めるカップル・ダイビング・スノーケル好き・プールヴィラ宿泊が目的のカップル
3. バリ島(インドネシア)
正直に言うと、15選の中でバリ島が一番好きです。
| 飛行時間(東京発) | 約7時間(直行便あり) |
| 2人6泊8日の費用目安 | 25〜50万円 |
| ビザ | 30日以内は無料(VOA) |
| おすすめシーズン | 乾季(4〜10月) |
バリ島の強みは「3つのエリアを組み合わせられること」です。ウブドの棚田と芸術文化、クタのビーチとナイトライフ、ジンバランの夕日ディナー。この3エリアをうまく組み合わせると、海リゾートと文化観光が一度の旅で完結します。
アジア最強のコスパリゾートだと思っています。プライベートプール付きヴィラが1泊3〜5万円台から選べます。タイやカンボジアで荷物を背負いながら1万円以下で動き続けていた経験があるからこそ、バリ島でプールヴィラに泊まったときは「同じアジアでこのクオリティが出せるのか」と驚きました。同じ予算でハワイに行っても、あそこまで快適な宿には泊まれません。
ただ、一つだけ強調しておきたいことがあります。「移動手段の選択が旅の質を完全に左右する」ということです。
ウブドからクタ、クタからジンバランへの移動ルートは道路が整備されているようで、観光地間を結ぶ路地は石畳や砂利道が多いです。スーツケースを引きずって歩く前提で荷物を組むと、正直かなりつらい構造になっています。実際に現地でスーツケースを引いている旅行者を見ていると、石畳で何度もひっくり返していました。バリ島の移動は配車アプリ「Gojek」かバイクタクシーが主流なので、大きなキャリーケースはむしろ邪魔になります。荷物をリュック型のトラベルバッグかバックパックに集約する方が、移動がずっとスムーズです。
もう一点。雨季(11〜3月)に行くと、観光スポットへの道が泥や水溜まりだらけになることがあります。僕が11月にウブドを訪れたときは、棚田の展望スポットが霧で何も見えない日がありました。雨季に行くなら、屋内スパや美術館をメインにした計画に切り替えた方が無難です。
良かったところ
- アジアリゾートとしてコスパが最高峰(プールヴィラが3〜5万円台から)
- ウブド・クタ・ジンバランと3エリアを組み合わせられる
- 食の選択肢が広い(地元食・イタリアン・日本食まで一通り揃う)
- 直行便があるため体力的に楽
気になるところ
- 雨季(11〜3月)は道路状況・天候が悪化しやすい
- 観光地間の路地が石畳・砂利道でスーツケースを引きにくい
- 交通渋滞がひどく、移動時間は多めに見積もる必要がある
👤 こんなカップルに向いています: コスパを重視するカップル・海とカルチャー両方楽しみたいカップル・アジアリゾートに興味があるカップル
4. グアム
グアムの最大の武器は「飛行時間約3.5時間」という圧倒的な近さです。
旅行不慣れなカップル・体力的に長時間フライトが不安なカップルには、かなり現実的な選択肢です。マリンアクティビティは一通り揃っており、日本語サービスが充実しているホテルも多いです。
正直に言うと、インスタ映えや「旅の深み」を求めると少し物足りなさを感じやすい行き先です。コスパはバリ島や台湾の方が良く、リゾートの豪華さはハワイに及びません。それでも「近くて安全・快適」という条件が最優先なら、グアムは真剣に候補に入れる価値があります。
👤 こんなカップルに向いています: 初めての海外旅行・長時間フライトが不安なカップル・旅行日数が少ないカップル
5. セブ島(フィリピン)
セブ島はここ数年でハネムーン先としての人気が急上昇しています。
オスロブエリアのジンベエザメシュノーケルが陸から約30分の距離で体験できることが最大の魅力です。ダイビング好きカップルなら、世界トップクラスの海を比較的低予算で楽しめます。
バリ島と比べてホテルの相場が低く、アクティビティ費を多めに確保できる点が嬉しいです。ただ、離島エリア(カモテス島など)に行くと宿のクオリティが下がるケースもあります。快適さを優先するなら、マクタン島エリアで滞在を固めるのが無難です。
👤 こんなカップルに向いています: ダイビング・シュノーケル好きカップル・コスパを重視しつつ本格リゾートを楽しみたいカップル
文化・都市観光系(5選)
6. イタリア(ローマ・フィレンツェ・ヴェネチア)
15選の中で「感動量のコスパ」という意味では、イタリアが最高峰だと思っています。
ローマのコロッセオで感じるスケール感、フィレンツェのドゥオーモを正面から見たときの静粛感。どちらも写真では伝わらないものがあります。食の多様さと深さも圧倒的で、個人的にはヨーロッパ都市観光の中で「食・建築・美術の密度」が他の追随を許さないと感じています。
ただし、覚悟しておくことが一つあります。「歩く量が圧倒的に多い」ということです。
特にヴェネチアは、水路と橋で構成された街なので移動が全て徒歩です。実際に現地で見かけた光景で話をすると、ヴェネチアの水上バス乗り場からホテルへ向かうルートでスーツケースを引いている旅行者が何組もいました。石畳の上に橋の段差があり、橋を渡るたびに荷物を持ち上げる必要があります。あれは見ていてもつらそうでした。ヴェネチアに関してはスーツケースは本当に向きません。荷物をリュック型バッグか小型のトラベルバッグに集約しておくと、街の移動が全然違います。
旅程の組み方も重要です。ローマ→フィレンツェ→ヴェネチアの順で回ると、観光の疲労が分散されておすすめです。スケールの大きな場所(ローマ)を先に見て、小さな街の繊細な美しさ(ヴェネチア)を後半に発見する流れになり、旅の終盤に向けて満足感が増す構造になります。
👤 こんなカップルに向いています: 食・文化・芸術好きカップル・ヨーロッパに初めて行くカップル・歩くことが苦にならないカップル
7. フランス(パリ)
ハネムーン先の「ロマンチックの代名詞」という評判は、実際にその通りです。エッフェル塔の夜景・ルーブル美術館・セーヌ川クルーズ。この3つだけで旅の満足度はある程度担保されます。
ただし費用面では注意が必要です。パリはヨーロッパの中でも食費・宿泊費が特に高く、「パリだけ7泊」という旅程は予算をかなり食います。ルーブルやエッフェル塔は予約なしだと数時間待ちになることも珍しくありません。事前のオンライン予約は必ず行ってください。
また、スリ・詐欺には正直かなり注意が必要な都市です。地下鉄や観光地で気を抜くと財布をやられます。貴重品の管理意識を常に持てるカップルに向いた旅先です。
個人的には「パリだけで終わらせるのはもったいない」と感じます。プロヴァンスのラベンダー畑(6〜7月)やモンサンミッシェルへの小旅行を組み込むと、満足度が一段上がります。
気になるところ
- 物価が高く、食費・宿泊費が想定以上になりやすい
- スリ・詐欺への警戒が必要(特に地下鉄・観光地)
- 人気スポットは事前予約なしだと長時間待ちになる
👤 こんなカップルに向いています: ロマンチックな雰囲気を最優先するカップル・グルメ・美術館好き・予算に余裕があるカップル
8. スペイン(バルセロナ)
「ガウディ建築・グルメ・ビーチ」を同時に楽しめる欲張りな都市です。ヨーロッパの中では比較的物価が抑えめで、コスパの面ではイタリアやフランスより優しい印象があります。
サグラダ・ファミリアはもちろん、グエル公園やカサ・バトリョなどガウディ建築だけで数日は楽しめます。フィゲラスへの日帰りでダリ美術館を訪れる選択肢もあります。
イタリア・フランスと組み合わせた「ヨーロッパ3カ国周遊」のルートに含めるカップルも多いです。その場合はバルセロナを最後に置くと、ビーチで旅の疲れを癒してから帰れます。
👤 こんなカップルに向いています: 建築・アート好きカップル・ビーチと都市観光を両方楽しみたいカップル・ヨーロッパ周遊の一部として組み込みたいカップル
9. 台湾
台湾は「コスパと手軽さ」の面で、15選の中でダントツです。
| 飛行時間(東京発) | 約2.5時間 |
| 2人4泊6日の費用目安 | 15〜25万円 |
| ビザ | 不要(90日以内) |
| おすすめシーズン | 10〜4月(春秋が特に快適) |
「台湾でハネムーン」と言うと少し地味に聞こえるかもしれませんが、4〜5泊で相当な密度の旅ができます。台北の夜市・北投温泉・九份・太魯閣渓谷と、食・文化・自然が全部揃います。日本語が通じる場面も多く、旅行不慣れなカップルでも動きやすいです。
予算を抑えたいカップル、仕事の都合で長期休暇が取れないカップル、どちらかが旅行初心者というカップルには、本当に台湾を推したいです。コストを抑えた分、現地でちょっといいレストランに行くとか、足マッサージを毎日入れるとか、そういう贅沢の使い方ができます。
良かったところ
- 飛行時間が約2.5時間と短く、体力的に楽
- 夜市・温泉・自然・グルメが4泊で全部回れる
- 物価が安く、食費・宿泊費のコスパが抜群
- 日本語が通じるシーンが多く、言語の不安が少ない
👤 こんなカップルに向いています: 予算を抑えたいカップル・短期休暇しか取れないカップル・旅行初心者カップル
10. モロッコ(マラケシュ)
非日常感という意味では、15選の中でモロッコが最も「異世界」に近い体験ができます。青の街・シャウエン、砂漠でのキャンプ、そしてリヤドと呼ばれる中庭式の宿は、他の国では再現できない体験です。
ただし正直に言うと、旅慣れしていないカップルにはおすすめしにくい行き先です。アラビア語・フランス語中心の言語環境、食文化の違い、そして観光地での客引きの多さ。これらに対処する「旅の免疫」がないと、思ったより消耗します。海外旅行の経験が2〜3回以上あるカップル向けの行き先だと思っています。
👤 こんなカップルに向いています: 旅慣れしたカップル・非日常的な体験を求めるカップル・インスタ映えより「本物の異文化体験」を優先するカップル
冒険・アクティビティ系(5選)
11. ニュージーランド(南島)
「アクティビティのデパート」という言葉がぴったりの行き先です。
| 飛行時間(東京発) | 約11時間 |
| 2人8泊10日の費用目安 | 55〜90万円 |
| ビザ | NZeTA(電子渡航認証)が必要 |
| おすすめシーズン | 12〜2月(南半球の夏) |
バンジージャンプ発祥の地・クイーンズタウンを軸に、スカイダイビング・氷河ハイク(フランツジョセフ氷河)・クジラウォッチング(カイコウラ)が一国で全部揃います。クイーンズタウンで3〜4日を過ごし、そこから南下してミルフォードサウンドを訪れるルートが定番です。
ミルフォードサウンドは、写真で見るより実物の方が100倍すごいです。「大地の上に立っている」という感覚を久しぶりに体験しました。アウトドア好きカップルにとっては一生の宝になる旅だと思います。
ただし物価はかなり高いです。外食1回で2〜3千円が普通なので、旅全体のバジェット管理は意識した方がいいです。
良かったところ
- バンジー・スカイダイビング・氷河ハイクが一国で全部体験できる
- 自然の規模が圧倒的で、写真では伝わらない感動がある
- 治安が良く、レンタカーで自由に動きやすい
気になるところ
- 物価が高く、食費・アクティビティ費が積み上がりやすい
- 観光地間の移動距離が長く、レンタカーなしだと動きにくいエリアがある
👤 こんなカップルに向いています: アウトドア・アクティビティ好きカップル・大自然の中に身を置きたいカップル
12. スイス(ユングフラウ周辺)
「アルプスの景観を列車の車窓から眺める」——それだけで価値がある旅先です。ユングフラウヨッホ(標高3454m)から見るアレッチ氷河は確かに圧倒されます。
ただし正直に言うと、コスパの面では15選の中で最も疑問が残る行き先です。物価は世界トップクラスで、ユングフラウヨッホへの登山鉄道の往復チケットだけで2〜3万円します。個人的には同じ予算でオーストリアのハルシュタットやスロベニアのブレッド湖を訪れた方が、感動量は同等以上だったという印象があります。
👤 こんなカップルに向いています: アルプスの景観を体験したいカップル・ヨーロッパ鉄道旅が好きなカップル・予算に余裕があるカップル
13. ペルー(マチュピチュ)
「死ぬまでに一度は行きたい場所」としての訴求力は15選で最高峰です。インカ帝国の遺跡が山の中に突然現れる景観は、スケールの説明が難しいレベルです。
ただし高山病への備えを怠ると、旅が台無しになる可能性があります。ペルーの玄関口であるクスコは標高3400mです。到着直後から頭痛・吐き気・倦怠感が出るカップルは珍しくありません。知人がクスコに到着した際、翌日の観光をキャンセルしてホテルで1日を過ごすことになったそうです。
事前に日本の内科で高山病の薬(ダイアモックス)を処方してもらい、クスコ到着後は最低1日を順応に充てる旅程にするのを強くおすすめします。マチュピチュ自体は標高2430mとクスコより低いので、クスコに慣れてから向かうルートが安全です。
良かったところ
- 世界遺産マチュピチュの景観は他に比較対象がない
- 「一生の思い出」としての体験価値が最高峰
- クスコ・ウルバンバ渓谷など周辺エリアも見どころが多い
気になるところ
- 高山病リスクがあり、事前の薬の準備と順応日程が必須
- 日本からの移動時間が非常に長い(乗り継ぎ含め30〜40時間超)
- マチュピチュ入場は事前予約制で人数制限がある
👤 こんなカップルに向いています: 「一生に一度の場所」を求めるカップル・体力と旅の経験値があるカップル・世界遺産が好きなカップル
14. アイスランド
オーロラ・間欠泉(ゲイシール)・滝(グトルフォス)・温泉(ブルーラグーン)が全部揃う、独自の魅力を持つ旅先です。
| 飛行時間(東京発) | 約17〜18時間(ヘルシンキ・ロンドン等乗り継ぎ) |
| 2人6泊8日の費用目安 | 60〜100万円 |
| オーロラシーズン | 9〜3月(特に11〜2月) |
| 白夜シーズン | 6〜7月 |
冬のオーロラシーズンと夏の白夜シーズンで体験が180度変わるのが面白い点です。オーロラは感動的ですが、真夜中でも明るい白夜もまた別の「異世界感」があります。コスパ面では4月・9月のオフシーズンが比較的予約が取りやすく、宿泊費も落ち着いています。
近年の観光客急増で、特にブルーラグーンやアイスケーブツアーは数ヶ月前から満員になります。旅程が決まったら、宿泊と主要アクティビティは最優先で押さえてください。
良かったところ
- オーロラ・間欠泉・温泉・滝が一国で揃う
- 冬と夏で全く異なる体験ができる
- ヨーロッパの中で非日常感が随一
気になるところ
- 人気アクティビティは数ヶ月前からの予約が必須
- 物価が高く、食費・宿泊費が積み上がりやすい
- 天候が変わりやすく、オーロラ出現は確約できない
👤 こんなカップルに向いています: 自然現象(オーロラ・間欠泉)を体験したいカップル・他と違う旅先を選びたいカップル
15. クロアチア(ドゥブロヴニク)
「アドリア海の真珠」と呼ばれる城壁に囲まれた旧市街は、ヨーロッパの中でも特に絵になる場所です。ゲーム・オブ・スローンズのロケ地としても有名で、そのファンなら聖地巡礼の楽しみ方もできます。
ヨーロッパの中では比較的コスパが良く、イタリアやギリシャと組み合わせた「地中海周遊」の一部として人気が高まっています。プリトヴィツェ湖群国立公園(滝と湖の世界遺産)を組み込むと、自然と都市観光の両方を楽しめるルートになります。
👤 こんなカップルに向いています: ヨーロッパ周遊を計画しているカップル・城壁都市・地中海の景観が好きなカップル・ゲーム・オブ・スローンズのファン
全15選比較表

候補が出そろったところで、2人で最終的な絞り込みをするための比較表を用意しました。
費用はすべて「7泊8日・エコノミークラス・ハネムーン向けホテル泊」を想定した2人分の概算です。出発時期やホテルのグレード次第で±10万円以上動くことも珍しくないので、あくまで感覚値として使ってください。
| 行き先 | テーマ | 2人費用目安 | 飛行時間 | 難易度 | おすすめカップルタイプ |
|---|---|---|---|---|---|
| 台湾 | グルメ・文化 | 15〜25万円 | 約3時間 | 初心者向け | グルメ重視・初めての海外 |
| グアム | リゾート・ビーチ | 20〜30万円 | 約3.5時間 | 初心者向け | 短め日程・リゾート志向 |
| セブ島 | ビーチ・ダイビング | 20〜30万円 | 約4時間 | 中級 | マリンスポーツ好き |
| タイ(プーケット) | リゾート・グルメ | 25〜35万円 | 約6時間 | 中級 | アクティブ・食にこだわる |
| ベトナム(ダナン) | ビーチ・カフェ文化 | 25〜35万円 | 約5時間 | 中級 | 写真映え・おしゃれ重視 |
| シンガポール | 都市観光・グルメ | 30〜45万円 | 約7時間 | 初心者向け | 快適さ優先・都市好き |
| バリ島 | リゾート・文化 | 30〜45万円 | 約7時間 | 中級 | 自然+リゾート両方楽しみたい |
| オーストラリア | 都市・自然 | 45〜65万円 | 約9〜10時間 | 中級 | 自然体験・英語OK |
| ハワイ | リゾート・定番 | 45〜70万円 | 約8〜9時間 | 初心者向け | 安定重視・ブランド志向 |
| ニュージーランド | 自然・アクティビティ | 50〜70万円 | 約11時間 | 上級者向け | 絶景・アウトドア派 |
| フランス(パリ) | 文化・ファッション | 65〜95万円 | 約13時間 | 中級 | アート・ファッション好き |
| スペイン | 文化・建築・グルメ | 65〜90万円 | 約14時間 | 上級者向け | アート・食・歴史重視 |
| イタリア | 文化・グルメ・歴史 | 70〜100万円 | 約12〜13時間 | 上級者向け | 歴史・美食・ロマンス派 |
| モルディブ | 水上コテージ・秘境 | 80〜150万円 | 約10時間 | 上級者向け | 非日常感を最優先したい |
| タヒチ | 秘境・ラグジュアリー | 90〜150万円 | 約10〜11時間 | 上級者向け | 一生に一度を追求したい |
この表の見方
- 費用は7泊8日・エコノミークラス・ハネムーン向けホテルを想定した2人分の概算です
- 難易度は「旅行手配のしやすさ・英語への依存度・現地情報量」を総合して評価しています
- 飛行時間は東京(成田・羽田)発の直行便が基準です。乗り継ぎ便は含みません
- モルディブ・タヒチは滞在するリゾートのグレード次第で上限がさらに大きく伸びます
予算帯別の費用感と節約のポイント
正直に言うと、新婚旅行の費用感は「2人が何を優先するか」によって大きく変わります。
観光庁の旅行・観光消費動向調査や日本旅行業協会(JATA)の統計を見ると、日本人カップルの新婚旅行費用の中央値はおよそ50〜60万円前後で推移しています。ただし、この数字はホテルのグレードや手配方法で中身が全然異なります。
まずは3つの予算帯で整理します。
予算30万円以下でも行けるハネムーン先
台湾・グアム・セブ島・ベトナム(ダナン)あたりは、2人で25〜30万円の予算でも十分なハネムーンが成立します。
特に台湾は飛行時間が約3時間で、ホテルのコスパが高く、食事の質も水準が高いです。東南アジアをバックパックで回っていた経験から言うと、「安いエリアほどホテルのグレード選びが満足度を左右する」と強く感じています。1泊3,000円の宿に泊まり続けた時期があったのですが、睡眠の質が落ちると観光自体が楽しくなくなります。
ハネムーンでは、宿だけはワンランク上を選ぶことをおすすめします。食事や移動費を抑えながら宿にお金をかけるほうが、トータルの満足度は上がりやすいです。
節約の鍵は主に3点です。
30万円以下で抑える節約の3ポイント
- オフシーズンを選ぶ(繁忙期比で航空券が2〜4万円安くなるケースがある)
- LCCを活用する(ただし預け荷物代・座席指定代が別途かかる点に注意)
- 出発日を平日にズラす(金〜月曜日出発は高くなりやすい)
LCCについて、実体験から一つだけ正直に話しておきます。
以前、バリ島へLCCで渡航した際に往復4万5,000円というチケットを取りました。ただ、預け荷物代が往復で1万2,000円、座席指定料が3,000円かかり、最終的には約6万円になりました。フルサービスキャリアとの差額は1万5,000円ほどでした。
「安く見えて実はそうでもない」というのがLCCの落とし穴です。ハネムーンは荷物が増えがちなので、スーツケース代が想定外に膨らむリスクは事前に確認しておくと安心です。
30〜60万円の鉄板コース
ハワイ・ヨーロッパ主要都市・ニュージーランドが入ってくるのがこの価格帯です。新婚旅行の選択肢として最もポピュラーなレンジでもあります。
個人的に注目しているのは、旅行会社パッケージと個人手配の価格差が、この帯域で最も顕著に出るという点です。
旅行会社のハワイ7泊パッケージは2人で50〜60万円が標準的な価格帯です。同じ条件で個人手配すると、うまくいけば38〜45万円程度に収まることもあります。差額の10〜15万円分が、手配コストとサポート費用に相当するイメージです。
旅行会社の「安心感」を金額換算するとどれくらいか、という問いに対して僕なりに答えると、「トラブル時に日本語で対応してくれる窓口がある安心感」は5〜8万円程度の価値があると思っています。それ以上の差があるなら、個人手配を検討する余地があります。
旅行会社 vs 個人手配 使い分けの目安
- 旅行会社向き:英語に不安がある・初めての渡航先・万一のサポートを重視するカップル
- 個人手配向き:ホテルや航空会社をこだわって選びたい・コストを10万円以上抑えたい・旅慣れているカップル
60万円以上かけると何が変わるか
この価格帯になると、「行ける場所が増える」というより「体験の質と選択肢の幅が広がる」という感覚が正確です。
モルディブの水上コテージ・ヨーロッパ2カ国周遊・ビジネスクラス利用が、このレンジで現実的になります。
ビジネスクラスは「贅沢品」として捉えると選びにくいですが、「移動疲労を減らす投資」として捉えると話が変わります。東京からパリまで約13時間のフライトで、エコノミーで詰め込まれた状態で到着するのと、フラットシートで眠って到着するのでは、翌日の行動量が全然違います。
費用差は通常15〜30万円ほどです。「現地初日から全力で動ける状態で着く」という価値として考えると、長距離路線に限れば悪い選択ではないと思っています。
モルディブに関しては、水上コテージに1泊でも泊まると旅の印象がガラッと変わります。ただし、リゾート島の中に閉じ込められる構造上アクティビティが限られるため、「何もしない贅沢を楽しめるカップル」向けの行き先だと感じています。アクティブに動きたい2人には、実はニュージーランドやヨーロッパ周遊のほうが満足度が高くなる可能性があります。
新婚旅行を賢く手配する方法
ツアーvs個人手配の判断軸
ツアーか個人手配かは「どちらが優れているか」ではなく「2人のスタイルに合っているか」で決めるのがいちばんシンプルな整理です。
旅行会社のハネムーンパッケージには、ホテルとの取引関係をベースにした特典交渉が事前に済んでいるという強みがあります。部屋のフラワーデコレーション・フルーツバスケット・バブルバスセットなどが付いてくる確率は、個人予約より体感として高いです。
一方、個人手配は自由度とコストコントロールが強みです。フライトとホテルを組み合わせて費用を調整できますし、行程の途中で計画を変えることも難しくありません。
ツアーと個人手配の選び方
- 海外旅行が初めて・トラブル対応を任せたい → ツアー
- ハネムーン特典をパッケージで確実に確保したい → ツアー
- 旅慣れていて行程を細かく組みたい → 個人手配
- 費用をできる限り抑えたい → 個人手配
正直に言うと、どちらが向いているかは旅行経験の量と、「準備の手間をどこまで許容できるか」で変わります。初めての海外旅行を新婚旅行にあてるなら、ツアーで手配の不安を取り除くほうが旅自体を楽しめます。
航空券とホテルの予約タイミング
航空券の早期割引の目安は出発2〜3カ月前というのが一般的な基準です。ただしハネムーンには「繁忙期と被りやすい」という特有の問題があります。
挙式シーズンは3月・5月・9〜10月に集中しやすく、新婚旅行の出発もこの時期に偏ります。繁忙期は同じルートでも航空券が3〜5万円変わることがあります。出発日を平日にずらすだけで価格が動くので、日程に融通が利くなら火・水・木出発を検討してみてください。
少し脱線しますが、僕は旅行を予約するたびに必ずExpediaとagodaを並べて価格を比較しています。個人的な印象として「ホテル単体はagodaが安いことが多い」「フライト込みパッケージはExpediaのほうがまとまりやすい」という傾向があります。
ただしこれは毎回違います。なのでまずスカイスキャナーの最安値カレンダーで日程候補を絞り込み、その後でagodaとExpediaで具体的な宿を当たる、というのが僕の実際の手順です。慣れれば30分かからないので、ぜひ一度試してみてください。
LCCセールを狙う場合、Peach・Jetstar・エアアジアはいずれも公式メルマガで先行告知することが多いです。旅行日程が決まったタイミングで登録しておくと、タイミングが合えば大幅に安く取れます。
ANAやJALのマイルをすでに持っているカップルは、ハネムーンで一気に使うのも現実的な選択です。ANAの「旅割75」やJALの「先得」は早期予約前提ですが、通常料金の40〜50%引きになるケースもあります。
ハネムーン特典を引き出す交渉術
予約サイトの「特記事項・リクエスト欄」に「Honeymoon(新婚旅行で滞在します)」と書くだけで、チェックイン時に部屋のアップグレードや装飾が付くことがあります。すべてのホテルで保証されるわけではないですが、書かないよりは確実に反応率が上がります。
実際に僕はこれを予約のたびに必ず記入しています。タイのホテルでオーシャンビューに変えてもらった経験が2回あります。ゼロコストでできることなので、やらない理由はないです。
チェックイン時の一声も有効です。「今回は結婚後初めての旅行です」とフロントに伝えると、担当者が確認して対応してくれることがあります。
ここで正直に言うと、交渉が通りやすい文化と通りにくい文化があります。タイ・バリ・カンボジアのリゾートは比較的フレキシブルで、現地での一声が効きやすいです。ヨーロッパの高級ホテルは予約時の条件が優先される傾向が強く、現地交渉よりも予約段階でのリクエスト記載が重要です。
「ハネムーンです」と書くだけで本当に特典が付くんですか?
保証はないですが、実際に何度か恩恵を受けました。高級リゾートほど反応がいい印象です。書くのは無料なので、予約時に必ず入れておいてください。
新婚旅行の持ち物と旅行グッズ
キャリーバッグ・バッグの選び方
旅先によってスーツケースが向かない場所が確実に存在します。バリ島のウブド周辺は石畳と砂利道が多く、ハードキャリーを引きずると音もダメージも相当です。ベトナムのホイアン旧市街、モロッコのメディナも似た環境です。こういった街が行程に含まれるなら、ソフトキャリーかバックパックのほうが現地で動きやすいです。
一つ失敗談を話すと、バンコクでローカルバスに乗ったとき、荷物スペースに入れた安物のハードキャリーが降車後に角が半壊していました。それ以来、スーツケースを選ぶときはYKKジッパーを使っているかどうかを必ず確認しています。ジッパーの品質だけで耐久性が全然違います。
バリかモルディブかで迷っています。スーツケースはどちらでも大丈夫ですか?
モルディブのリゾート島は整備された道が多いのでハードキャリーで問題ないです。バリはウブドまで行くならソフトかバックパック推奨です。ちなみに僕はヴェネチアでハードキャリーを石畳で引きずり続けて後悔した経験があります。
ソフトキャリーは衝撃への柔軟性が高く、路面が荒れた場所でも動かしやすいです。帰りに荷物が増えたときの容量の融通も利きます。
ハードキャリーは内部の荷物を守る能力が高く、雨や砂埃への耐性があります。ビーチリゾートや空港⇔ホテルの移動がメインの旅行なら問題なく使えます。
キャリーの選び方まとめ
- 石畳・砂利道が多い旅先(バリ・ベトナム・モロッコ等)→ ソフトキャリー推奨
- ビーチリゾート・都市型移動がメイン → ハードキャリーOK
- ジッパーはYKK製かどうかを購入前に確認する
- 機内持ち込みサイズは航空会社ごとに異なるため事前確認必須
機内快適グッズ(長時間フライト必須アイテム)
ハワイは9時間、モルディブは10時間超、ヨーロッパは12〜13時間のフライトになります。この時間を眠れるかどうかで、現地到着後のコンディションが変わります。
正直に言うと、最初の長距離フライトで100均のネックピローを使って大失敗しました。首が固定されず眠れないまま12時間を過ごし、ローマに着いた瞬間から体がバキバキの状態でした。あれ以来、ネックピローだけはケチらないと決めています。
今はメモリーフォーム素材で後頭部までサポートできるタイプを使っています。12時間フライトでも3〜4時間は眠れるようになりました。旅行グッズの中で投資対効果が高いアイテムの一つだと感じています。
アイマスクは完全遮光できるかだけ確認すれば十分です。鼻周りにフィットして目を開けても真っ暗になる形状のものが、睡眠への入りを早くしてくれます。
ノイズキャンセリングイヤホンはエンジンの低周波を消してくれるだけで睡眠の深さが変わります。機内エンタメの音質も格段に上がるので、長距離フライトが多い方には投資する価値があります。
長距離フライトの快適セット
- ネックピロー(メモリーフォーム素材・後頭部サポートあり)
- アイマスク(完全遮光タイプ・鼻フィット形状)
- ノイズキャンセリングイヤホン(低周波カット)
海外旅行保険・SIM・Wi-Fiルーター
クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分と考えている方が多いですが、落とし穴があります。補償上限が低いケース、キャッシュレス医療(現地での立替不要の医療対応)が使えないケース、カードで旅行代金を支払っていないと適用されないケースなど、条件が複雑です。
新婚旅行は旅行期間が長くなりやすいため、カード付帯条件を確認した上で、専用保険の追加加入を検討するのが安心です。
Wi-Fiは「2人でどう動くか」で決め方が変わります。ほぼ一緒に行動するなら、1台のWi-Fiルーターを共有するほうが費用を抑えられます。観光中に別行動することがあるなら、それぞれeSIMを入れるほうが動きやすいです。
保険と通信の選び方
- クレカ付帯保険はキャッシュレス医療の有無と補償上限を必ず確認
- 旅行期間が1週間超・アクティビティが多い → 専用保険の追加加入を検討
- 2人行動メイン → Wi-Fiルーター共有でコスト削減
- 別行動あり → それぞれeSIMを個人で持つほうが動きやすい
カップル旅におすすめの便利グッズ
実際に持って行って役に立ったアイテムを、個人的な優先度順でまとめます。
圧縮袋はかさばる衣類を小さくまとめられるだけでなく、帰りに現地で購入したものを詰め込むスペースを作るためにも使えます。旅先でショッピングをするカップルには特に有効です。
変換プラグは旅先のコンセント形状によっては必須です。USBポートが複数付いているタイプなら、スマホ・カメラ・イヤホンを1台で同時充電できます。
モバイルバッテリーは地図・翻訳・予約確認など観光中のスマホ消費が激しい日に特に重要です。10,000mAh以上のものを1台持っておけば、2人分で1日は持ちます。
スーツケースベルトはセキュリティというより「バゲッジクレームで自分の荷物をすぐ見分けるため」に使っています。目立つ色のベルトをしておくだけで、空港でのストレスが減ります。
結局どれを選ぶか
- 石畳・路地が多い旅先 → ソフトキャリー+圧縮袋で軽量化
- 10時間超フライト → ネックピロー+アイマスク+ノイズキャンセリングが最小セット
- 保険はクレカ付帯条件を確認してから追加要否を判断する
- Wi-Fiは2人行動か別行動かでルーターかeSIMかを選ぶ
🔍 新婚旅行予算帯別・テーマ別ハネムーン行き先の選び方ガイドをチェック
まとめ
この記事のまとめ
- 「テーマ(ビーチ・文化・冒険)」と「予算」の2軸を先に整理してから行き先を探す。人気ランキングだけで決めると、どちらかが楽しめない結果になりやすい。
- ふたりの旅行経験差・長時間フライトへの耐性・食の好みは事前に必ずすり合わせる。旅慣れた側の「なんとかなる」判断が、初心者側のキャパオーバーを招く最大の原因になる。
- 費用は「航空券+宿の合計」を基準に、現地の食費・アクティビティ・チップ文化などオンコストを加算した実態で比較する。モルディブのように追加出費が読みやすい行き先もあれば、ヨーロッパのように現地で膨らみやすい行き先もある。
- 旅行会社のパッケージか個人手配かは「安心感にいくら払えるか」で判断する。ハネムーン特典(部屋のアップグレード・朝食付きプランなど)を確実に引き出したいならパッケージ経由の方が交渉の手間が省けるケースが多い。
- バリ島の石畳、ヴェネチアの水路沿い、モロッコのメディナなど、スーツケースが不向きな行き先は荷物の設計から変える必要がある。旅先の道路事情に合ったグッズ選びが旅全体の快適さを左右する。
よくある質問
- 新婚旅行の平均費用はふたりでいくらくらいですか?
-
国土交通省観光庁「旅行・観光消費動向調査」をもとにした統計では、海外新婚旅行のふたり合算費用は50〜70万円前後が中央値とされています。ただし、台湾・グアム・バリ島など近距離エリアであれば航空券+宿で20〜30万円台に収まるケースもあります。逆にモルディブの水上コテージや長距離ヨーロッパ周遊では100万円を超えることも珍しくありません。「平均」はあくまで参考値と捉え、行き先と旅のスタイルに合った予算設計をすることをおすすめします。
- 新婚旅行はいつ頃出発するのがベストですか?
-
挙式の1〜3カ月後に出発するカップルが多い傾向にあります。式の直後は疲労と準備不足が重なりやすいため、心身が落ち着いた状態で旅行できるタイミングを選ぶ方が満足度は高いです。実際に訪れた場所から感じたこととして、行き先のベストシーズンは国によってかなり異なります。たとえばモルディブは11〜4月が乾季で快適、バリ島は雨季(11〜3月)に当たると観光スポットへの道路状況が悲惨になるケースがあります。「出発したい月」から逆算して気候の良い行き先を選ぶ発想も有効です。
- 旅行会社のパッケージツアーと個人手配、どちらがお得ですか?
-
費用だけで比べると、30〜60万円の価格帯では個人手配の方が10〜15万円程度安くなるケースが多いです。ただし、ハネムーン特典(部屋のアップグレード・フルーツバスケット・ウェルカムスパークリングなど)はパッケージ経由の方が交渉なしで付いてくる場合があります。旅行初心者・時間がないカップル・トラブル対応に不安があるカップルには、安心感への投資としてパッケージを選ぶ判断も十分合理的です。「どちらが優れているか」ではなく「自分たちに合っているか」で選ぶのが正解です。
- バリ島とモルディブで迷っています。どちらがおすすめですか?
-
ふたりの旅のスタイルによって答えが変わります。「観光地を歩き回りたい・グルメも楽しみたい・予算を抑えたい」ならバリ島が向いています。ウブドの文化・クタのビーチ・ジンバランのサンセットディナーと、エリアを組み合わせやすいのが強みです。一方、「水上コテージで何もしない贅沢に特化したい・非日常感を最大化したい」ならモルディブが圧倒的な選択肢です。ただしモルディブは費用が高く、アクティビティ好きなパートナーがいる場合、3日目以降に「やることがない」と感じるケースがあります。
実際に知人カップルがそれで後悔していたので、正直に書いておきます。
- ハネムーン特典を受けるにはどうすればよいですか?
-
ホテル予約時の備考欄(Special Requests)に「Honeymoon」または「新婚旅行」と記載するだけで対応してもらえるケースが多いです。チェックイン時にフロントスタッフへ直接伝える方法も有効で、特にタイ・バリ島・カンボジアのリゾートホテルでは、一声かけるだけで部屋の花飾りやウェルカムフルーツが用意されることを実際に何度も見ています。旅行会社経由での予約であれば、担当者に「ハネムーン特典の事前確認と申し送り」を依頼しておくと確実です。
- 海外旅行が初めてのパートナーがいます。どの行き先が安心ですか?
-
グアム・台湾・ハワイの3択が特におすすめです。グアムは飛行時間が約3.5時間と短く時差も少ないため、初めての海外として身体的負担が最も少ない選択肢です。台湾は飛行時間約2.5時間で食も合いやすく、街の親しみやすさが際立っています。ハワイは費用がかかりますが、日本語対応のホテルや観光案内が充実しており、旅行初心者でも安心して楽しめる環境が整っています。
「フライト13時間+乗り継ぎ2回」のような行程は、初海外のパートナーにとって到着時点で体力を消耗しきる原因になることがあるため、最初の旅行先としては避けた方が無難です。
- 新婚旅行の持ち物で特に重要なアイテムは何ですか?
-
行き先を問わず共通して重要なのが「海外旅行保険」「海外対応Wi-Fi(eSIMまたはレンタル)」「ノイズキャンセリングイヤホン(長時間フライト用)」の3点です。クレジットカード付帯保険は補償上限が低いケースが多く、医療費が高い国(アメリカ・スイスなど)では専用保険との併用を強くおすすめします。また、バリ島・ヴェネチア・モロッコのように石畳や砂利道が多い行き先では、スーツケースの素材や車輪の選択が旅の快適さに直結します。
バンコクで荷物が半壊して以来、僕はジッパーの品質と車輪の耐久性だけは必ず確認するようになりました。
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この記事を書いた人
20代バックパッカー・ソウ
アウトドアライター
タイ・カンボジア・ベトナムをはじめ東南アジア各国をバックパックで渡り歩いた経験をもとに、旅行ギアと行き先選びの実態を発信しています。「インスタで見た絶景と実際の道路事情は別物」という視点を軸に、実際に歩いて確かめた情報をお届けすることをモットーにしています。バンコクで荷物のジッパーが半壊した経験から、旅行グッズの耐久性チェックには人一倍こだわるようになりました。現在もアジアを中心に年数回の渡航を続けながら、旅の失敗談と成功談を積み重ねています。
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